研修、セミナー、講演、いろいろな呼び方をされますが、いずれも組織や個人の能力を向上させる機会に他なりません。

これらの違いは何なのか?明確な定義らしきものはありませんが、一般的には次のように分類できるのではないでしょうか。

・研修

通常企業が社内における人材教
育を目的に実施される勉強会です。業務の一環として実施されますから、ある意味強制力のもとに参加しています。業務上必要な知識やスキルの習得が目的ですから、受講対象者は参加することが必須となります。

この研修には、「階層別研修」「職能別研修」「課題別研修」に区分されることが多く、「階層別研修」は年齢や部門に縛られることなく、役職や職務別で括られ組織の運営上必要な能力を養成するた
めに実施されます。

「職能別研修」は、職種別にそれぞれの専門分野で必要な業務機能別に実施される研修です。会社の社内の組織機能に応じた職能、技能の向上を目的にした研修です。

「課題別研修」は、法改正や新制度など経営環境の変化に対応するために必要とする知識や手法を習得するために実施される研修です。

 

・セミナー

セミナーの主催者が存在し、その主催者がテーマを設定してそのテーマに興味のある方々を広く募って開催される勉強会のことです。ですので、通常の場合募集対象を限定されることはありません。

セミナーの特徴は、日頃そのテーマに問題意識にある方々が自らの意思で参加していることです。

・講演

特定のテーマについて、主催者が広く参加者を募り、講演者の持論・主張を聴く勉強会です。一般的に1時間~2時間程度で実施されることが多いです。ですので、セミナーの内容をピンポイントに絞ったものと考えていいでしょう。著名人を招いて実施される場合もあります。

いずれにしても、参加動機、参加意欲が能動的か受動的かは別として、テーマや目的を持った勉強会であり、組織や個人の能力を向上させる機会であるということです。

研修とセミナー・講演の大きな違いは、研修は社内でのクローズでの開催であり、セミナー・講演は、不特定多数を対象にしたオープンでの開催であるというところが根本的な違いです。

そして研修は、社内で業務の一環として行われる業務上必要な知識やスキルを習得する機会であり、「階層別研修」「職能別研修」「課題別研修」の3つの区分があると覚えておきましょう。

 

営業研修プログラムについては、こちらを参考になさってください。