営業研修は決して実施することを目的にしてはいけません。
効果、結果につながらなければ意味がないのです。
結果につながる営業研修には次の3つが不可欠と考えています。
- 営業の原理原則、セオリーに即した内容であること
- 受講者がやってみようという気持ちになる動機づけがあること
- 具体的にどうすればいいのかという実務的・実践的な内容であること
この3つが備わってなければ、営業研修で得た内容を現場に落とし込むことはできません。
- 営業の原理原則、セオリーに即した内容であること
これは、高度なテクニックといった「やり方」よりも、営業としての「あり方」「基礎・基本」が重要だという意味で書かせていただきました。
社会に出て社会人として名刺の出し方や、上座・下座といった基本的なマナー教育は受けてきていると思います。
しかし、営業職専門の基礎教育を受けた経験のある方には未だに出会いません。
特に今の若手の方々の営業上の最大の悩みが何だかご存知でしょうか?
それは、お客様との会話です。
会話が弾まない、何を話せばいいのかわからない。
でも売りたい!
こういったジレンマです。
会話で悩んでいる営業に高度なスキル教育が必要でしょうか。
高度なスキルを学ぶその前に、
・どういったスタンスの営業であるべきか → 「あり方」
・会話を生むための「挨拶」「所作」 → 「基礎・基本」
「あり方」「基礎・基本」を習得するだけでも、営業は劇的に変わります。
これらは営業の「原理原則」であり「セオリー」なのです。
- 受講者がやってみようという気持ちになる動機づけがあること
これは特別なことではなく、受講者の共感を生むこと内容であるということです。
そうそう、自分にもそんな経験がある!
実は同じことで自分も行き詰っている!
そう思いながら受講できる内容かどうかということ。
- 具体的にどうすればいいのかという実務的・実践的な内容であること
日常の行動の一部を学んだようにセオリー通り行動してみる。
何をどう変えればいいのかが理解できて、具体的行動に移せる内容であることです。
特に重要なのが3つ目の「実務的・実践的」であることです。
「実務的・実践的」ということは、だれでもがすぐにできるということです。
営業研修の内容というのは意外とシンプルで、テクニック論だけに終始するような内容ではかえって効果がありません。
営業研修には、上記3つの条件がそろっていることが結果を生むことにつながります。
ぜひ自社の研修内容をチェックしてみてください。